一年一年の積み重ねが大事です ~ 水稲作況試験について

ページ番号2005035  更新日 令和4年5月17日

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 水稲の生育と気象との関係を調査・解析するため、毎年、水稲の作況試験を行っています。調査圃場は、農業研究センター本部(北上市)と県北農業研究所(軽米町)の2か所に設置しています。

 過去の調査データと比較できるよう、施肥量、移植時期、1株あたりの植え付け本数や栽植密度など、毎年条件を同じにして栽培しています。作況試験は、育苗期の苗調査に始まり、本田生育期の生育調査や生育ステージの調査、稲体の栄養分析のほか、収穫後の収量調査等、多種多様な調査を行いデータを蓄積しています。

 作付品種は、本県の主力品種である「ひとめぼれ」「あきたこまち」「いわてっこ」「銀河のしずく」「金色の風」の5品種です。期待の新品種「銀河のしずく」「金色の風」については、より緻密な栽培指導がなされるよう、データの蓄積に努めているところです。

 また、毎年6月5日から7月25日までの期間は、10日おきに定期的に生育調査を行っています。調査したデータは、毎回「水稲定期報告」としてとりまとめ、その年の生育の傾向を知る情報として「いわてアグリベンチャーネット」を通じて定期的に提供しています。平成31年度以降も引き続き「雨ニモマケズ」調査を行っていきます。

  • 調査する様子の写真

    草丈、茎数を調査する様子
    雨の日でも猛暑でも中腰で調査をします!

  • 稔りの秋を迎えた田んぼの写真

    稔りの秋を迎えた作況ほ

(技術部作物研究室 上席専門研究員 永富 巨人)

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