農産物の高付加価値化に向けて ~ 農業経済研究ネットワークいわて研究会
農業経営研究室は、岩手県立大学と共催で平成30年12月2日に、岩手県立大学滝沢キャンパスにおいて「農業経済研究ネットワークいわて研究会」を開催しました。
平成30年度の研究会では、メイン企画として、岩手県立大学の新田義修准教授(農業経済学)を座長に、「農産物の新たな価値の創造-バリューチェーン構築の考え方-」をテーマにシンポジウムを行い、4名の報告者からそれぞれ報告が行われました。
報告者 |
内容 |
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農研機構東北農業研究センター 安江紘幸 主任研究員 |
県外の米や園芸での取組から、農産物の価値をどのように創出するか |
農事組合法人みずほ(花巻市) 菅原 修 代表理事 |
集落営農組織における直接販売・ブランド化等による米の高付加価値化の取組 |
株式会社耕野(花巻市) 安藤誠二 代表取締役 |
寒冷地での水耕栽培や販売・マーケティングによるベビーリーフ等の高付加価値化の取組 |
岩手県農業研究センター 坂口昌啓 技師 |
競争戦略論と事例分析からみた農産物のバリューチェーン構築 |
その後、報告者がパネリストになり、農産物の価値の創造について、岩手県立大学の学生も含めた会場の参加者(総勢29名)も交えながら活発な議論が行われ、農産物を売ることにいかに力を入れるかが重要だと再認識しました。当研究室としても、本シンポジウムの報告・討論内容を今後の研究推進や課題解決につなげていきたいと考えています。
「農業経済研究ネットワークいわて」について
岩手県の農業・農村の発展、研究・教育の充実・強化等に寄与することを目的に、県内の大学・研究機関の農業経済・経営学系の研究者等により、平成27年2月に設立された団体。
会長は、横山英信岩手大学人文社会科学部教授。主な事業として、農業・農政問題に関する研究会等を開催。
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「農産物の価値創出」の報告
東北農業研究センター 安江主任研究員 -
総合討論での議論
座長:岩手県立大学 新田准教授
(企画管理部農業経営研究室 技師 坂口 昌啓)
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