5年に一度の和牛オリンピック 本県代表牛が決定!

ページ番号2005166  更新日 令和4年5月24日

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 平成29年7月26日、JA全農いわて中央家畜市場において「第61回岩手県畜産共進会・黒毛和種の部」が開催されました。今回の共進会は68頭の出品があり、9月7日から宮城県で開催される「第11回全国和牛能力共進会」の県代表最終選考会を兼ねて行われました。当日は天候に恵まれ、大勢の来場者がつめかける中、公益社団法人全国和牛登録協会の審査員による厳正な審査が行われ、肥育牛を含む全9区の代表牛27頭(種牛19頭、肥育8頭)が決定しました。

 第2区(若雌の1)、第4区(系統雌牛群)には「山根雲(やまねぐも)」産子が、第3区(若雌の2)には「緑乃大地(みどりのだいち)」産子が、第5区(繁殖雌牛群)には「菊福秀(きくふくひで)」産子が、第8区(若雄後代検定牛群)には「平成舞鶴(へいせいまいづる)」産子が選ばれました。また、各区の中で最も注目を集める「第7区(総合評価群)」の代表には、種牛の部の評価では「山根雲」産子に敗れたものの、産肉成績を期待された「花安勝(はなやすかつ)」産子が選ばれました。

 当研究室からは、第1区(若雄)に「山根雲」産子の「暁雲(あきぐも)」号の出品が決定しました。本番に向けて更なる調教と腹づくりの徹底に取り組みます。全共まで残り約1カ月、依然として厳しい暑さが続きますが、今回選ばれた代表牛及び出品者には、体調管理と調教により一層磨きをかけていただき、ぜひとも前回大会を上回る成績をあげてほしいと思います。

  • 共進会の審査風景の写真

    共進会の審査風景
    暑い中、牛も人もじっと耐えています

  • 追い綱で牛を引く様子の写真

    追い綱1本で牛をコントロールできるかが腕の見せどころ

(畜産研究所種山畜産研究室 主査専門研究員 高畑 博志)

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