二年目に突入!難防除雑草「アレチウリ」の特性調査

ページ番号2005180  更新日 令和4年5月24日

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 県北農業研究所(以下、県北研)では、近年、岩手県北地域の大豆や飼料用トウモロコシ圃場で問題化しつつある特定外来生物「アレチウリ」の防除試験を行っています。

 アレチウリは、一度侵入してしまうと中耕培土や除草剤単独での防除が困難で、除草に多大な労力を要します。県北農業研究所では、防除試験の一貫として現地の発生畦畔で2週間に1回の抜き取り調査を行っており、平成29年で2年目となりました。

 1年目は、県北地域においてアレチウリが4月下旬から10月下旬まで長期に渡り発芽する特性を確認しました。また、2年目となる本年の途中経過では、発生本数が前年より明らかに減少しており、埋土種子の寿命は意外と短い可能性があるなど、特性の把握ができつつあります。

 今後、こうした調査から得た知見をもとに、除草剤等を組み合わせながらアレチウリを省力的に防除できる技術を開発する予定です。

  • アレチウリの双葉の写真

    このカボチャのような芽生えが「アレチウリ」
    見つけたら即抜き取りを!

  • 抜き取り調査中の小野技師の写真

    本年も地道に抜き取り調査を継続中

(県北農業研究所作物研究室 技師 小野 直毅)

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