「チャグチャグ馬コ」を支える誇りを胸に ~ 牛馬の寄託放牧が始まりました

ページ番号2005191  更新日 令和4年5月24日

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 畜産研究所外山畜産研究室では、民間牛馬の寄託放牧事業を行っており、平成29年は5月16日から馬の放牧を開始、翌週の23日から日本短角種の放牧を開始しました。

 開牧時点の放牧頭数は、馬では種馬1頭、成雌2頭、明け2才馬が2頭、仔馬が1頭の合計6頭で、盛岡市の生産者等5戸からお預かりしています。今後、追加の入牧が見込まれており、最多で12頭になる予定です。これらの馬たちは、6月10日開催の「チャグチャグ馬コ」に参加することから、畜産研究所として、200年以上に及ぶ伝統行事のお手伝いができることを誇りに感じながら、適切な管理に努めています。

 また、日本短角種は、近隣の繁殖農家4戸からお預かりしており、途中入牧のものを含めて繁殖雌牛47頭、子牛34頭の合計81頭が入牧する予定です。放牧群には、県有種雄牛をまき牛として混牧することで自然交配を行い、100%の受胎率を目指しています。牛たちは、150日間を牧野で過ごし、山野の草をはみながら大きく成長していきます。秋には市場において高値で取引され、岩手県の畜産を活気づけることができるよう、日々の管理を続けていきます。

  • 放牧された馬の親子の写真

    放牧された馬の親子

  • 放牧された日本短角種の親子の写真

    牧区内の沢エリアに放牧された日本短角種の親子

(畜産研究所外山畜産研究室 専門研究員 飯村 太一)

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