熱い要望に応えるニューフェイス! ~ 新規種雄牛「雪福秀」を選抜

ページ番号2005201  更新日 令和4年5月24日

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 地域の強い要望を受け、平成26年度開始の黒毛和種種雄牛産肉能力検定(現場後代検定法)を終了した「雪福秀(ゆきふくひで)」が新たに本県の基幹種雄牛として選抜され、平成29年4月から人工授精用凍結精液の本格供給を開始しました。種雄牛の特徴は次のとおりです。

【雪福秀】:枝肉重量・バラの厚さ・脂肪交雑に優れる母「ゆきこ」に、本県を代表する種雄牛「菊福秀(きくふくひで)」を交配して生産された種雄牛です。検定成績は、枝肉重量、ロース芯面積、バラの厚さが優れていました。気高系と糸桜系の雌牛への交配がおすすめです。また、田尻系のなかでも、安福(岐阜)関連の雌牛への交配もおすすめです。

 「菊福秀」後継牛が基幹種雄牛に加わり、繁殖農家の選択の幅がさらに拡がりました。今後も県有種雄牛の活躍に御期待ください。

  • 「ゆきふくひで」の横向きの写真

    雪福秀

  • 「ゆきふくひで」産子の枝肉の写真

    雪福秀産子の枝肉(BMSNo.10)

現場後代検定成績(検定期間:平成26年5月2日~平成28年7月5日)

種雄牛名

(産地)

母の父

祖母の父

検定成績

性別

検定

頭数

枝肉重量

(kg)

ロース芯面積

(cm2)

バラ厚

(cm)

皮下脂肪厚

(cm)

歩留基準値

(%)

BMS (No.)

上物率(%)

A5率(%)

雪福秀
(岩手町)

菊福秀
平茂勝
金幸

去勢

10

508

61

8.7

2.7

74.3

6.1

45

25

10

441

55

7.7

3.3

73.2

4.9

岩手県関連牛出荷平均(平成14年1月~27年6月)

去勢

103,870

472

56

7.8

2.3

74.0

6.3

66

27

75,018

400

54

7.4

2.6

74.0

6.1

注)岩手県関連牛出荷平均より優れるものを太字で表記した

(畜産研究所種山畜産研究室 専門研究員 澤田 建)

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