日本短角種一産取り肥育試験、2回目スタート!

ページ番号2005123  更新日 令和4年5月24日

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 岩手県は、日本短角種の飼養頭数は全国第1位ですが、飼養頭数の減少により肥育素牛となる子牛の安定的な確保が課題となっています。そこで畜産研究所では、肥育牛の約4割を占める雌牛を活用し、1産してから肥育する「一産取り肥育」の技術開発に平成28年から取り組んでいます。

 1回目試験の牛たちは、現在、生後20か月齢が過ぎ、平成30年3月の分娩を控えているところです。今現在、順調におがって(育って)きてはいるのですが、これまでの課題として、放牧期間中の体重の減少が大きかったことが挙げられます。

 今回、平成29年度生まれの牛を導入し、平成29年11月28日から2回目の試験を開始しました。放牧地での体重の減少が大きくならないようにするため、1回目の試験よりも飼料の量を多く設計し、1回目と同様に病気なく過ごしていけるよう研究を進めていきます。

  • 朝の給餌の様子の写真

    朝の給餌の様子
    設定したエサの量を与えます
    撮影:平成29年12月8日、畜産研究所肉牛舎

  • 体重測定時の様子の写真

    体重測定時の様子
    雌牛ですが、なかなかの面構え
    撮影:平成29年12月1日、畜産研究所肉牛舎

(畜産研究所家畜育種研究室 技師 土谷 のぞみ)

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