先端技術で収益力アップ!!~ 先端プロ事業・研究成果発表会
平成29年11月30日、仙台市において農林水産省主催の『「食料生産地域再生のための先端技術展開事業」成果発表会』が開催されました。これは、東日本大震災の被災地における産地復興を目的として、東北3県(岩手、宮城、福島)で展開してきた大規模な実証研究から得られた成果を発表するものです。
当センターからは、「中山間地域における施設園芸技術」の実証研究成果として、「四季成り性イチゴの『なつあかり』の2年作型」について発表し、電照やクラウン温度制御技術による年間8トン収穫の実現と同一株の2年栽培による育苗コストの半減、周年栽培により端境期の6月~11月に高単価での出荷販売が可能などのメリットなどを紹介しました。そのほか、果樹の早期成園化技術と増収への取組みや、高収益作物であるパプリカの水稲育苗後ハウスを有効利用した簡易隔離床栽培などを紹介し、会場の参加者からは、技術内容の詳細について質問が出るほど注目を集めました。
当日は、宮城県、福島県の実証成果も発表され、実証地の地理的条件や実証研究の内容は違えども、関わる研究員の産地復興に向けた熱い気持ちは同じなのだ!と強く感じる1日でした。
岩手県における実証研究成果については、年明け、平成30年1月12日に、盛岡市アイーナで開催する「先端プロで収益アップ!!セミナー」でご紹介いたします。経営改善につながるヒントを見つけてみませんか?多くの皆さまの参加をお待ちしております。
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定員150名の会場は満席でした
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ポット養成フェザー苗の移植密度など技術の詳細についての質問も
(企画管理部研究企画室 主査専門研究員 長澤 睦)
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