県有種雄牛の底力を発揮! ~ 第61回岩手県畜産共進会(肉牛の部)
平成29年10月21日、岩手畜産流通センターにおいて「第61回岩手県畜産共進会(肉牛の部)が開催され、「花安勝」産子が名誉賞(第1位)と1等賞2席(第3位)を、「来待招福」産子が1等賞1席(第2位)を受賞し、県有種雄牛産子がトップ3を独占する快挙を成し遂げました。
また、トップ3の他、「菊福秀」及び「緑乃大地」産子も1等賞となり、上位入賞10頭中5頭を県有種雄牛産子が占める好成績を収めました(いわゆる”霜降り”の度合いを示す「BMSNo.」(12段階評価)は5頭とも最高の「12」)。名誉賞を受賞した枝肉は、「ロース芯が大きく、肉の光沢、きめ、しまりも良好で、歩留基準値も高く、堂々たる造りの枝肉」との講評でした。
「花安勝」産子は、平成28~29年にかけて開催された県内及び隣県における枝肉共励会・研究会でも上位入賞を果たしている他、平成29年9月に開催された「第11回全国和牛能力共進会」の第7区(総合評価群)においても、肉牛の部に出品した3頭のBMSNo.平均値が「10」と安定した成績を示し、その実力をいかんなく発揮しています。
当研究室では「花安勝」をはじめとした県有種雄牛の情報発信を今後も積極的に継続し、より高能力の種雄牛作出に向けた取り組みを加速させていきます。
-
名誉賞(第1位)の枝肉断面
血統:花安勝-菊安舞鶴-北国7の8
ロース芯面積85cm2、バラの厚さ8.8cm、BMSNo.12 -
1等賞1席(第2位)の枝肉断面
血統:来待招福-福之国-福桜(宮崎)
ロース芯面積91cm2、バラの厚さ8.2cm、BMSNo.12
(畜産研究所種山畜産研究室 主査専門研究員 高畑 博志)
このページに関するお問い合わせ
岩手県農業研究センター 畜産研究所 種山畜産研究室
〒029-2311 岩手県気仙郡住田町世田米字子飼沢30
電話番号:0197-38-2312 ファクス番号:0197-38-2177
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。