今年は「酉」年、南部かしわ飛躍の年に! ~「第29回南部かしわ研究会」開催

ページ番号2005129  更新日 令和4年5月24日

印刷大きな文字で印刷

 畜産研究所では、地鶏JAS規格に適合した「南部かしわ」の素雛を生産し、県内の生産者へ供給しています。「南部かしわ」は、天然記念物である「岩手地鶏」の血統を入れることにより、岩手県としてのオリジナル性を高めたものです。

 平成29年11月10日、畜産研究所の会議室において、「第29回南部かしわ研究会」を開催し、生産者や関係機関など32名の方に参加いただきました。当研究所からは、「南部かしわの飼養マニュアル」の作成状況を説明しました。本マニュアルは、発育成績などの特性はもちろんのこと、飼養管理方法、セールスポイント、収益性、適した料理方法などを記載し、生産から販売消費まで広く利用できるように作成中であり3月に完成予定です。また、「いわてにしわが南部かしわプロジェクト株式会社」代表取締役 高鷹氏からは、西和賀町において本年度完成した食鳥処理施設整備の概要と、新ブランド「南部かしわ銀雪」による地域振興についてお話しして頂きました。

 意見交換会では、「ちゃんこ太五郎」の店主である菅原氏から、食品加工業者などが、「南部かしわ」に興味を示していること、今後、岩手の特産品として、「南部かしわ」を定着させたいなどの激励を頂きました。会の終わりには、「2016CHANKOグランプリ」で初代横綱に輝いた菅原氏から、南部かしわ100%つみれが入った「岩手まるごとちゃんこ」を提供して頂き、出席者で試食を行いました。「地鶏のコクとうま味」が出て大変おいしいと大好評でした。

  • 「岩手まるごとちゃんこ」の写真

    「岩手まるごとちゃんこ」

  • 「第29回南部かしわ研究会」の様子の写真

    「第29回南部かしわ研究会」参加者

(畜産研究所家畜育種研究室 上席専門研究員 吉田 登)

このページに関するお問い合わせ

岩手県農業研究センター 畜産研究所 家畜育種研究室
〒020-0605 岩手県滝沢市砂込737-1
電話番号:019-688-4328 ファクス番号:019-688-4327
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。