「いわて短角和牛」の新たなファン獲得に向けて ~ 日本短角種の寄託放牧事業

ページ番号2005136  更新日 令和4年5月24日

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 外山畜産研究室では日本短角種の寄託放牧事業を実施しています。平成29年も、近隣の農家4戸から78頭の日本短角種を預かり、低コスト生産のお手伝いをしていますが、放牧期間も終盤を迎えた10月3日に日本大学生物資源学部の3年生10名が体験実習に訪れました。

 学生の皆さんは、普段は神奈川県の藤沢市のキャンパスで家畜育種について学んでいますが、大家畜を対象とした実習の機会が限られるため、教授の長嶺先生から実習の申し入れがあったものです。長嶺先生は、かつて盛岡市厨川の東北農業試験場の研究員として私たちに指導して下さった経緯もあり、また実習を通じて日本短角種のファンを増やしたいという思いも強いことから、当研究室では毎年この時期に実習を受け入れています。

 実習当日はあいにくの雨模様でしたが、生産者の皆さんと学生たちが協力して放牧牛を誘導し、体重測定の補助や妊娠鑑定の見学などを行いました。短い時間の中で体験した作業は一部のみでしたが、事故なく終えることができ、また岩手県の日本短角種に関心を持ってもらうことができた体験実習でした。

注:現在の国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構東北農業研究センター

  • 体験実習の様子の写真

    体験実習の様子
    役割は、牛を誘導する係、体重計前後の扉を開閉する係、個体番号を確認する係、体重を読み上げる係および記録する係に分担し、作業を補助

  • 生産者や職員を交えての記念写真

    生産者や職員も交えて記念撮影

(畜産研究所外山畜産研究室 首席専門研究員兼外山畜産研究室長 大宮 元)

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