めざせ!年間8トンどり ~「イチゴ栽培セミナー」を開催しました
南部園芸研究室(陸前高田市)では沿岸地域の復興に向け、「食料生産地域再生のための先端技術展開事業(先端プロ)」により、イチゴの四季成り性・一季成り性品種を用いた周年生産技術や局所温度制御の研究に取り組んでいます。
平成28年6月29日、これまでの先端プロの研究成果等を紹介するため、「イチゴ栽培セミナー」を開催しました。本セミナーは、「周年生産で8トンどりを目指す(四季成り性品種の可能性)」をメインテーマに、生産者7名を含む26名が参加しました。周年生産では、四季成り性品種「なつあかり」を供試し、2年間同一の株を継続して利用することで10アール当り年間8トンの収量を目標とした取組結果を報告しました。参加者からは「電照を行うために注意することは?」、「夏場の果実品質を確保するために重要なことは?」、「冬季の一季成り性品種との違いは?」といった質問等が出され、8トンどりに大いに興味を持ったようでした。
また、県内の栽培状況、一季成り性品種を用いた周年生産、局所温度制御、半促成栽培向け系統、種子繁殖型品種「よつぼし」について紹介し、講義の後は圃場見学を行い、参加者は新品種や栽培技術などの研究内容について理解を深めていました。今後もこのようなセミナー等を随時開催いたしますので、参加をお待ちしております。
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熱心にセミナーを聴講する参加者
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圃場見学の様子
(技術部南部園芸研究室 南部園芸研究室長 有馬 宏)
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