コムギ・オーディション!次のスターはダレ? ~ 小麦奨励品種決定試験

ページ番号2005263  更新日 令和4年5月27日

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 はじめまして。新採用職員の関村真梨歩(せきむら・まりほ)と申します。私は、平成28年4月から作物研究室に配属され、麦類の奨励品種決定試験(以下「奨決」)と、大豆の原種生産を担当しています。大学では、蔬菜花き研究室で野菜について研究していました。そのため、まさに「畑違い」な状況ですが、日々畑で麦・大豆と向き合って勉強しています。今回は、私が担当している小麦の奨決の状況をご紹介します。

 「奨決」とは、岩手県内での品種の適応性を検討し優れた品種を選定するための試験です。小麦は、生産性や加工適性が特に重要となります。平成28年度は、県内で広く普及している「ナンブコムギ」や「ゆきちから」など4品種を基準品種として、7系統の小麦の収量や品質・病害発生程度などを調査しています。また、センター内で基本調査を行った系統の中で、有望な1系統については、矢巾町と一関市で現地試験を実施しています。本年の出穂期は、基準品種の「ゆきちから」で5月9日と平年より6日程度早まっており、現在は開花期を終えて順調に登熟中です。

  • 小麦の観察をしている様子の写真

    屈んで慎重に観察している様子

  • 基準品種「ゆきちから」の生育状況の写真

    基準品種「ゆきちから」の生育状況
    撮影日:平成28年6月2日、センター本部内圃場にて

(技術部作物研究室 技師 関村 真梨歩)

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