生産者が集い、情報交換と生産連携で団結! ~「南部かしわ研究会」開催

ページ番号2005229  更新日 令和4年5月27日

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 畜産研究所では、地鶏JAS規格に適合した「南部かしわ」の素雛を生産し、県内の生産者へ供給しています。「南部かしわ」は、天然記念物である「岩手地鶏」の血を採り入れることにより、岩手県としてのオリジナル性を高めたものです。

 平成28年11月8日、雫石町の役場において「第28回南部かしわ研究会」を開催し、生産者や関係機関など28名の方に参加いただきました。当研究所からは、新規研究課題である「国産穀類を主体的に利用した特産肉用鶏の飼料給与技術確立」の紹介と、全国の地鶏情勢に係る情報提供をしました。また、株式会社山人(西和賀町湯川温泉)の代表取締役 高鷹氏からは、同町において計画されている食鳥処理施設整備による南部かしわ振興について発表して頂きました。

 続く意見交換会では、主産地である雫石町と、今後生産振興に力を入れていく西和賀町が生産面で連携し、「南部かしわ」の振興を行うことで意見が一致しました。研究会終了後には、希望者に対し町内の飲食店で南部かしわ鶏肉を利用した「ビッグつくね串」と「南部かしわ鶏卵の黄身かけハンバーグ」などの試食会を行ったところ、ボリューム感もあり、かつ「地鶏のコクとうま味」が出て大変おいしいと大好評でした。

  • 研究会の模様の写真

    研究会の模様

  • つくね串とハンバーグの写真

    「ビッグつくね串」とハンバーグ

(畜産研究所家畜育種研究室 上席専門研究員 吉田 登)

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