りんどうの一生を地面から考える ~ 第20回りんどう研究会

ページ番号2005234  更新日 令和4年5月27日

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 平成28年10月21日、岩手大学で「第20回りんどう研究会」が開催され、当センターから野菜花き研究室の阿部主査専門研究員が「塊茎からみたリンドウの多年生ライフ」と題して講演しました。

 りんどうは地面に塊茎(ジャガイモやサトイモも塊茎です)を作って冬を越す多年生の作物ですが、ほ場によっては栽培年数が短くなってしまうことがあり、その原因解明と栽培年数を延ばす技術が求められています。そこで、塊茎の複数年にわたる発達について、これまでの研究成果を発表しました。

 ポイントは、年とともに切り花収量の中心が親にあたる主塊茎から子にあたる副塊茎に移っていくことを明らかにしたことです。つまり、栽培年数を延ばすためには、子にあたる副塊茎の発達をうながすことが重要です。

 講演後には参加者と活発な議論が交わされ、有意義な研究会となりました。

主塊茎と副塊茎の写真
主塊茎(左端)と副塊茎
  • 講演中の阿部主査専門研究員の写真

    講演中の阿部主査専門研究員

  • 熱心に耳を傾ける参加者の写真

    熱心に耳を傾ける参加者

(技術部野菜花き研究室 主査専門研究員 阿部 弘)

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