雑穀を活かした新商品開発と価値の再発見 ~「シリアルサミット2016 in かるまい」

ページ番号2005235  更新日 令和4年5月27日

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 軽米町は古くから雑穀を利用してきた歴史を持ち、主要な雑穀を生産する「雑穀の総合産地」となっています。軽米町から雑穀文化を発信するとともに、軽米町民自身が雑穀を楽しみ、新商品を開発して活用していくきっかけとするため、「かるまいシリアルライフ」事業に取り組んでいます。軽米町商工会事業として実施している本事業は、本年度のメインのイベントとして、平成28年9月25日に「シリアルサミット2016 in かるまい」を開催しました。

 サミットでは、軽米町産の雑穀を年間2トン程利用して多様なメニューを提供している、ホテルニューオオタニの総料理長の中島眞介氏が「シリアルの食文化を軽米から世界へ」と題して基調講演を行いました。その後、パネルディスカッションで雑穀の魅力や雑穀を活用した地域振興策について意見交換を行い、沖縄からの参加者が雑穀振興について意見を述べるなど、雑穀を用いた地域振興策について理解を深めました。

 当日は10種類の雑穀を活用した商品の試食が大好評で、集まった約300人の参加者がバラエティに富んだ雑穀料理を味わい、堪能しました。会場では、海外でも公演を行う実力派のスパニッシュギターのデュオ「DON ALMAS」が情熱的なライブを行い、お祭り気分を盛り上げました。

 県北農業研究所も、主要な雑穀の実物大の写真や研究成果を展示するコーナーを設け、雑穀に関する紹介を行いました。アマランサスやタカキビが思った以上に大きい事に驚いている方もいました。 県北農業研究所では今後も雑穀のPR活動などを継続して支援していきます。

  • 長蛇の列の試食コーナーの写真

    10種類の試食に長蛇の列

  • 県北農業研究所の雑穀紹介コーナーの写真

    県北農業研究所の雑穀紹介コーナー

(県北農業研究所作物研究室 首席専門研究員兼作物研究室長 高橋 好範)

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