特性の優れる雑穀の育成を目指して・「実りの秋」編 ~ 岩手生物工学研究センターと岩手大学との連携(2)

ページ番号2005237  更新日 令和4年5月27日

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 県北農業研究所では、公益財団法人岩手生物工学研究センター(以下、生工研)と連携して、稈長(茎の長さ)が短く、機能性成分を多く含むなど優れた特性を持った雑穀品種の開発を進めています。

 平成28年10月11日、晴れ渡った秋空の下、黄金色のアワの穂がなびく県北農業研究所のほ場において、生工研からは職員16名が、また独自に雑穀の研究を進めている岩手大学からも6名が参加し、研究材料として6月に移植したアワの収穫を行いました。茎の色が赤いもの、緑のもの、稈長が長いもの、短いものなど、さまざまな特徴をもつアワを1穂ずつハサミで刈り取り、合計約2,000個体を収穫しました。

 県北農業研究所では、今後、収穫したアワの穂を脱穀し、種子の選別を行います。今回収穫したアワは、翌年度にほ場で栽培し、生育調査や遺伝解析に利用する予定です。

  • アワを収穫中の写真

    折爪岳を背景に黄金色に実ったアワを1穂ずつ収穫しました

  • 収穫後の集合写真

    収穫は無事に終了です
    皆様お疲れさまでした!

(県北農業研究所作物研究室 主任専門研究員 高草木 雅人)

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