農業研究1年生、南部園芸研究室新人研究員の業務を紹介します!

ページ番号2005571  更新日 令和4年9月21日

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 みなさん、はじめまして。新採用職員の鈴木朋代(すずき・ともよ)と申します。平成27年4月に南部園芸研究室に配属されました。大学では、東日本大震災で被災した水田の水生動物について研究していたので、農業研究は1年生です。今回の「らぼ・れたあ」では、私が担当しているイチゴと木骨ハウスの研究について紹介します。

 ひとつめの担当は、イチゴの生育調査と果実調査です。この調査の目的は、まだ品種登録されていないイチゴを栽培し、優良な系統を選定することです。特に岩手県沿岸地域の復興に向け、「夏は涼しく、冬は暖かい」という地域の気象特性に適したイチゴを選定しています。今は週に3回、果実の重量や糖度などを調査しています。また、新たな技術である種子繁殖型のイチゴの栽培にも取り組んでいます。

 もうひとつの担当は、地域木材資源である気仙杉を骨材にした木質製園芸用ハウス(通称:木骨ハウス)の特性評価です。気仙杉を利用することで、ハウス建設の低コスト化と地域木材資源の有効活用を目指しています。私は、日射量等のハウス内の環境測定と、木材の耐久性について調査を行っています。

 次回は、イチゴの調査について詳しくお伝えします!

  • イチゴの手入れをしている様子の写真

    イチゴの手入れをしている様子

  • 建設中の木骨ハウスの写真

    建設中の木骨ハウス

(技術部南部園芸研究室 技師 鈴木 朋代)

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