生体センサーを活用した牛のモニタリング技術 ~「岩手Farm to Tableフォーラム」開催
平成27年6月11日、「第33回岩手Farm to Tableフォーラム研究会」を畜産研究所(滝沢市)で開催し、関係機関を含め約30名が参加しました。この研究会は、岩手大学農学部附属動物医学食料安全研究教育センター(通称:FAMS)の構成団体が、持ち回りで年3回程度開催しているものです。
FAMSでは、成果の研修・普及と地域との連携強化を進めることにより社会へ成果を還元して地域貢献を果たすことを目的に、動物・食品分野における地域の各種機関との共同研究や地域密着型の研究に取り組んでいます。
今回のテーマは「生態センサーを活用した牛のモニタリング技術」で、近年、群飼による大規模経営において効率的に個体管理を行うための技術として注目されており、家畜飼養・飼料研究室では平成27年度から新規課題として試験研究に取り組んでいます。岩手大学及び東北農業研究センターにおいても数年前から試験研究に取り組まれていましたが、このように畜産関係者が一堂に会して、当研究の進捗状況や情報交換を行うのは今回が初めてです。
フォーラムでは、最初に市販製品を活用した研究の取組を当研究室から話題提供した後、岩手大学と東北農業研究センターから独自のセンサー開発の取組について情報提供がありました。各研究機関や関係機関における研究の取組や活用の状況及び今後の計画について情報共有することができ、連携強化による効果的な試験研究の推進に弾みが付きました。

(畜産研究所家畜飼養・飼料研究室 首席専門研究員兼室長 藤原 哲雄)
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