種雄牛の放牧地への旅立ち ~ 平成27年度供用種雄牛を貸出中です
日本短角種は、放牧地に40~50頭程度の雌牛と1頭の種雄牛を配する自然交配による生産が特徴で、平成27年度は県内40か所以上の放牧地で種雄牛が供用されています。
当研究所では、平成27年5月26日時点で本年度に供用する6種雄牛を貸し出しています。これらの種雄牛は本年10月までの間、放牧地での交配に利用されます。本年度は、6月上旬までに貸し出しが予定される3種雄牛を合わせ、計9頭を貸し出す予定です。
上記9頭のうち6頭は、平成25年度に開始した直接検定により選抜された種雄牛で、この種雄牛を父親として平成28年春に生まれる子牛の中から20頭を選定して肥育(現場後代検定)を行い、発育や肉質などの成績をもとに種雄牛としての能力を明らかにします。
現場後代検定の成績が出そろうのは平成31年と息の長い仕事ですが、これからも当所では直接検定・現場後代検定による計画的な改良事業の実施を通じ、日本短角種の産肉能力の向上に努めていきます。
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平成28年度現場後代検定を開始予定の種雄牛
検定番号26-14「辰山川」 -
放牧地へと運ばれる種雄牛
(畜産研究所家畜育種研究室 専門研究員 神山 洋)
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