発表と交流で充実の2日間 ~ 北日本病害虫研究会に参加しました

ページ番号2005311  更新日 令和4年9月21日

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 平成28年2月25・26日の両日、北海道札幌市で北日本病害虫研究会が開催されました。岩手県農業研究センターでは各部・研究所から多くの職員が参加し、北日本地域における病害虫の防除等に係る様々な新しい情報を収集することができました。北海道に向かう前日に空港で事故があったことに加え、当日は新千歳空港の天気次第では帯広に着陸もしくは花巻空港に戻るとの条件付きの運行に、一同ハラハラしながらも何とか無事研究会会場に到着することができました。

 病理昆虫研究室からは、口頭発表4題、ポスター発表2題の計6題を発表しました。口頭発表では、菅主任専門研究員が東北地方ではこれまでほとんど報告がなかった「水稲鉄コーティング直播栽培におけるいもち病の発生と防除」について、久保田専門研究員が「水稲初期害虫イネミズゾウムシの発生」について、羽田主任専門研究員が「りんごの害虫であるヒメボクトウの防除技術」について、大友室長が「東北で初めて確認されたリンドウクダアザミウマの発生」について研究成果を発表しました。

 一方、ポスター発表では和賀上席専門研究員が「リンドウ黒斑病の薬剤に関する感受性について」、小山田技師が「リンドウこぶ症関連ウイルス感染株のほ場内分布」について研究成果を発表しました。ポスター発表の会場では、それぞれの研究成果について様々な意見交や質疑応答が行われ、大いに盛り上がりました。

 国や他県の研究員と名刺交換する様子も頻繁に見られるなど、研究員同士の交流の場としてもとても有意義な2日間でした。また、羽田厚主任専門研究員が、りんごにおけるヒメボクトウ防除に関する研究成果が評価され、第8回北日本病害虫研究会賞(防除技術開発・技術普及部門)を受賞し、初日に開催された表彰式で賞状を授与されました。

  • ポスター発表する小山田技師の写真

    ポスター発表する小山田技師

  • 研究会賞を受賞した羽田主任専門研究員の写真

    研究会賞を受賞した羽田主任専門研究員

(環境部病理昆虫研究室 病理昆虫研究室長 大友 令史)

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