「生産技術体系」の作成に向けて、ただ今調査&検討中!

ページ番号2005312  更新日 令和4年9月21日

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 岩手県では、認定農業者や集落営農組織等の経営試算や営農計画を作成する基礎データとして、品目毎に経営収支、労働時間等を整理した「生産技術体系データ」を作成しています。

 農業経営研究室では、新技術や新品目などを導入する際の経営的な効果を明らかにするため、実証データ等から生産技術体系データを作成する取組みを行っています。作成にあたっては他の研究室と連携し、新たな技術に関わる作業ごとの労働時間の調査や、収量や販売単価、必要な資材や機械・施設等のデータ収集を行っています。

 また、関係機関・団体が、営農計画や就農計画の作成支援等に活用できるように、簡易な操作で複数作目を組み合わせた経営試算を行うことができる試算ツールを開発・提供しています(営農計画作成支援シート・復興モデル作成支援シート)。

 現在、当センターでは「食料生産地域再生のための先端技術展開事業(通称:先端プロ)」など、様々な作目で新技術の現地実証に取り組んでいます。実証の成果を生産技術体系データとしてまとめ、経営試算ツールと合わせて経営改善に活用できるよう取り組んでいきます。

  • 小型汎用コンバインでの収穫作業調査中の写真

    小型汎用コンバインでの収穫作業調査(大槌町)

  • 生産技術体系の表示例のスクリーンショット

    生産技術体系の表示例
    (収支総括表:トマト)

(企画管理部農業経営研究室 主任専門研究員 吉田 徳子)

このページに関するお問い合わせ

岩手県農業研究センター 企画管理部 農業経営研究室
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電話番号:0197-68-4404 ファクス番号:0197-68-2361
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