本県日本短角種の改良増殖を担う雄牛達 ~ 平成27年度日本短角種直接検定スタート
畜産研究所では、岩手県内で選抜された今春生まれの日本短角種雄牛の候補となる子牛15頭について約1か月の飼い慣らしを行い、平成27年11月12日から直接検定を開始しました。直接検定とは、種雄候補子牛に一定の条件下(牛床面積、自由飲水等)で検定用飼料とイネ科乾草を給与し、増体量、体型(体高、体長等)、飼料摂取量及び飼料効率からその産肉能力を調査するものです。
平成26年度開始の検定牛は、単房での管理を取り入れたことなどにより、肢蹄に関してのトラブルが見られず増体も良くなる傾向にありました。本年度も単房管理を継続し、検定牛の個体観察を強化していきます。来春には、直接検定の成績、検定後の体型審査及び遺伝的能力等を元に、後代牛の肥育成績から本牛の能力把握(現場後代検定)を行う6頭を選抜します。
これからも当研究所は、生産者の方々に納得していただける種雄牛を作出するよう、日本短角種の産肉能力の向上に努めます。
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2週間ごとに体重測定を実施
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過去10年間の検定牛の増体の推移
(畜産研究所家畜育種研究室 専門研究員 神山 洋)
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