県有種雄牛エースの力、健在! ~ 第59回岩手県畜産共進会肉牛の部
平成27年11月7日に、岩手畜産流通センターで開催された「第59回岩手県畜産共進会肉牛の部(第47回いわて牛産地和牛枝肉販売会)」で、県有種雄牛「菊福秀」産子が1等賞1席(第2位)と1等賞3席(第4位)に輝くとともに、若手種雄牛で期待の星「花安勝」の産子2頭が1等賞に入賞しました。
今回出品された100頭のうち県有種雄牛産子は32頭で、入賞した4頭のBMS No.(牛脂肪交雑基準。“サシ”の度合いを示す)は、「菊福秀」の産子2頭が最高ランクのBMS No.12と県有種雄牛エースの健在ぶりを示し、「花安勝」の産子2頭もBMS No.11と肉質の良さへの期待をうかがわせました。
県有種雄牛産子の上物率は78.1%で、その他の68頭の上物率の91.2%より低かったものの、5等級率は56.3%(その他50.0%)、平均枝肉単価は2,497円(その他2,368円)と、県有種雄牛産子の成績が良好でした(表参照)。
種山畜産研究室では、県有種雄牛エースの健在をアピールした「菊福秀」に続く種雄牛を作り出すため、さらに研究室一丸となって取り組んでいこうと決意を新たにしました。
区分 |
出品頭数 |
上物率 |
5等級率 |
平均枝肉単価(/kg) |
---|---|---|---|---|
県有種雄牛 |
32頭 |
78.1% |
56.3% |
2,497円 |
その他 |
68頭 |
91.2% |
50.0% |
2,368円 |
全体 |
100頭 |
87.0% |
52.0% |
2,409円 |
上物率:牛枝肉取引規格(日本格付協会)肉質4等級以上の割合
-
1等賞1席の枝肉
「菊福秀」産子、去勢、BMS No.12 -
1等賞3席の枝肉
「菊福秀」産子、雌、BMS No.12
(畜産研究所種山畜産研究室 専門研究員 澤田 建)
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