生産者が集い、情報交換を! ~「南部かしわ研究会」を開催しました
畜産研究所では、地鶏JAS規格に適合した「南部かしわ」の素雛を生産し、県内の生産者に供給しています。「南部かしわ」は、天然記念物である「岩手地鶏」の血を入れることにより、岩手県としてのオリジナル性を高めたもので、平成27年度は、約4200羽を出荷し、地域の特産品としての地鶏振興に貢献しています。
平成27年10月26日、南部かしわの主要な生産地となっている雫石町の役場において「第27回南部かしわ研究会」を開催し、生産者や関係機関など27名の方に参加いただきました。
当研究所からは、現在進行中である研究課題「南部かしわの母鶏生産用ロードアイランドレッドの改良」について報告するとともに、中央家畜保健衛生所から、鳥インフルエンザの防疫の徹底について注意喚起しました。また、生産者の方から、スライドを用いて農場の紹介をしていただいた上で、参加生産者から飼養状況や地域が抱える課題について活発な意見交換が行われました。
畜産研究所は、今後も健康な南部かしわの素雛を安定的に供給し、地域と連携を深めながら地鶏振興に貢献していきます。
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飼育中の「南部かしわ」達
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地域の課題について真剣に検討中
(畜産研究所家畜育種研究室 家畜育種研究室長 細川 泰子)
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