始まりは農業研究センターから ~ 稲・麦・大豆の種子ができるまで
今回は、生産者の皆さんが播く稲・麦・大豆の種子ができるまでの流れをご紹介します。
種子は、品種の特性を維持したまま、毎年安定して生産者の皆様に提供される必要があります。そのため、稲・麦・大豆には、それぞれ品種ごとに「系統」があり、系統から「原原種」を生産することで品種の特性を維持しています。原原種から「原種」を生産して増殖し、さらに公益社団法人岩手県農産物改良種苗センターを通じて県が指定した「指定種子生産ほ場」に供給され、「種子」を増殖しています。
これを簡単に表すと、「系統 → 原原種 → 原種 → 種子」という流れになります。
各段階では、品種の特性が維持されるよう厳しく選抜し、本来の形質と異なる株の抜き取りを行っています。また、品質の良い種子を必要とされる量を供給できるよう、徹底した栽培管理を心がけています。
近年、稲では「岩手107号(銀河のしずく)」、麦では「銀河のちから」、大豆では「シュウリュウ」など新品種が続々と県の奨励品種に採用されており、それぞれの品種について系統、原原種、原種生産を行う必要があります。新たに品種が増えたことに対応して、作付ほ場の確保や機械施設の充実など課題も出てきていますが、異品種混入などの事故がないよう、細心の注意を払って作業を行っていきます。
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大豆の原種生産ほ場
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小麦の原種の異株抜き
(技術部作物研究室 主査専門研究員 小原 公則)
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