ブドウ新品種の省力&加工技術の研修会を開催しました
農業研究センターでは、東日本大震災で被災した沿岸地域農業の復興支援を目的とし、平成25年度から「食料生産地域再生のための先端技術展開事業」(通称:先端プロ)に取り組んでいます。
平成27年10月19日に、沿岸地域の新品目であるブドウ加工品種について、垣根仕立て栽培による省力化・生産コスト低減やワイン等の加工品開発による収益の向上を実証している有限会社神田葡萄園において、ワイン製造業者等約40名の参加を得て、現地研修会を開催しました。
当日は、現地実証ほ場及び神田葡萄園ワイナリーでの研修後、地方独立行政法人岩手県工業技術センターの平野主査専門研究員を講師とし、ワイン醸造に関する講習・試験醸造ワインの検討を行いました。意見交換では、陸前高田市の気候を活かしたワイン用ブドウ栽培方法や今後のワイン販売等について活発な意見が出されました。
今後も、実証地域のブドウ栽培振興につなげるとともに、他地域への技術の波及を図ることを目的に、情報発信を行いながら実証試験を進めていく予定です。
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実証圃での研修
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試験醸造ワインの検討
(技術部果樹研究室 主査専門研究員 大野 浩)
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