現場と共に課題を解決 ~「ほうれんそうセミナー」を開催しました

ページ番号2005645  更新日 令和4年9月27日

印刷大きな文字で印刷

 県北農業研究所では、平成26年9月5日の一般公開デーに合わせて「ほうれんそうセミナー」を開催しました(共催:中央農業改良普及センター軽米普及サブセンター)。セミナーには、県内の生産者をはじめ103名が参加し、非常に熱心な検討がなされました。

 岩手町の高村亮一さんは、キャベツの前後作に露地ほうれんそうを組み入れた大型野菜経営の先進事例を紹介し、「露地ほうれんそうで園芸産地を立て直していってほしい」と、会場に呼びかけました。また、洋野町の北村卓也さんは、根切機による収穫作業を実演し、「収穫の際の茎折れや時間のロスが減少し、一斉収穫により回転数が向上した」と説明がありました。参加者は、実際に根切後のほうれんそうを抜き取ってみて、省力化に効果があることを実感した様子でした。

 そして、当研究所園芸研究室の横田主任専門研究員が、ホウレンソウケナガコナダニの生態や防除試験について最新の情報を提供しました。今回のセミナーで取り上げた省力化や病害虫防除等は、現地で非常に重要な課題であることから、県北農業研究所では今後も現場と共に課題解決に取り組んでいきます。

  • セミナーの様子の写真

    セミナーの様子

  • 根切機の実演の様子の写真

    根切機の実演

(県北農業研究所園芸研究室 主査専門研究員 長嶺 達也)

このページに関するお問い合わせ

岩手県農業研究センター 県北農業研究所 果樹・野菜研究室
〒028-6222 岩手県九戸郡軽米町大字山内23-9-1
電話番号:0195-47-1074 ファクス番号:0195-49-3011
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。