卒業研究の「大輪」咲かせよう ~ 県立農業大学校生が無側枝性ギクを視察

ページ番号2005660  更新日 令和4年9月27日

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 平成26年6月17日、岩手県立農業大学校農産園芸学科花き経営科2年生8名が、無側枝性ギクの視察に当研究所を訪れました。無側枝性ギクは、側芽が少ない一輪ギク品種の総称で「芽なし菊」とも呼ばれています。近年、九戸村などでりんどうに次ぐ花き品目として栽培されているところです。

 当日は時折雨の降るあいにくの天気でしたが、整枝後のお盆用品種、定植直後の側枝が発生したばかりの彼岸用品種を前に、なるべく具体的かつ実践的な説明を心がけました。無側枝性ギクが農大生の卒業研究テーマにもなっていることから、学生からは施肥量、摘心のコツ、かん水の有無、整枝のポイント、わい化剤など予定時刻いっぱいまで質問が続きました。

 県北農業研究所では、無側枝性ギクの他に県北地域に適したりんどうの品種開発に向けた有望系統の選定にも力を入れています。9月5~6日には参観デーを開催しますので、大勢の皆様のご来所をお待ちしております。

  • 菊の品種比較ほ場の写真

    様々な品種が並ぶ無側枝性ギクほ場

  • 熱心に観察する農大生の写真

    熱心に観察する農大生の皆さん

(県北農業研究所園芸研究室 主査専門研究員 鹿糠 美雪)

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