新たな「血」の導入で能力アップ ~ 鶏ロードアイランドレッド種の改良試験

ページ番号2005674  更新日 令和4年9月27日

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 畜産研究所では、平成26年4月から独立行政法人家畜改良センター岡崎牧場で飼養しているロードアイランドレッド種(ロード種)の系統を導入し、当所が保有する系統と交配することで、増体性と産卵性の高い系統を新たに作出する試験を開始しました。

 現在当所が保有しているロード種は、系統の世代が27代目と進み近交の度合いが高まってきたことから、新たな系統を作出する試験を開始したところです。本年度の試験では、岡崎牧場から導入したロード種について育成期の増体性や成鶏雌の産卵率の調査を行い、高能力の鶏を選抜します。平成27年度には、保有しているロード種と試験交配し、能力の高い新たな系統を作出し改良を進めていく予定です。

 新たに作出するロード種は、これまでと同様に県特産肉用鶏「南部かしわ」の母鶏として利用することで、「南部かしわ」の増体性等が高まることが期待されます。

ロード種のヒナの写真
4月にふ化したロード種のヒナ

(畜産研究所家畜育種研究室 主査専門研究員 佐々木 睦美)

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