いわて短角和牛の改良増殖を担う雄牛達 ~ 平成26年度日本短角種直接検定スタート
畜産研究所では、県内で選抜された今春生まれの日本短角種雄子牛15頭について約1か月の飼い慣らしを終え、平成26年11月13日から直接検定を開始しました。直接検定とは、種雄候補雄子牛に一定の条件下(牛床面積、自由飲水等)で検定用飼料とイネ科乾草を給与し、増体量、体型(体高、体長等)、飼料摂取量及び飼料効率から、その産肉能力を調査するものです。
平成26年度から検定牛の個体管理を強化するため、牛1頭ごとの単房飼育とするとともに、種雄牛として重視される肢蹄の強健性をさらに高めるため牛舎パドックを新設しました。来春には、直接検定の成績や検定後の体型審査および遺伝的能力等をもとに、後代牛の肥育成績から本牛の能力把握(現場後代検定)を行う6頭を選抜します。
これからも当研究所は、生産者の方々に納得していただける種雄牛を作出していけるよう、日本短角種の産肉能力の向上に努めて参ります。
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毎日の飼養管理で人馴れしてとても人懐こい検定牛
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新設したパドックでの放牧風景
(畜産研究所家畜育種研究室 専門研究員 神山 洋)
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