打ちたてのそばに親子で舌つづみ ~ そばづくり親子体験学習会を開催しました

ページ番号2005633  更新日 令和4年9月22日

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 農業科学博物館では、ふれあい公園内の棚田にそばを播き、生育状況の観察、収穫、脱穀、粉ひき、そば打ちの一連の作業工程を8月から全4回の体験型継続講座として開催してきました。この学習会は、そばの栽培から打ち方まで親子の共同体験活動を通じ、農業への理解と交流を深めていただくことを狙いにしたものです。

 最終回となった平成26年11月2日は、花巻市と北上市から6家族21名が参加し、そばの脱穀・粉挽き・そば打ちを体験していただきました。唐箕(とうみ)を使ってそばの実を選り分ける作業や、石臼を使っての粉挽きは、先人の知恵と苦労を知る良い機会となりました。

 続いて収穫したそばを使ってのそば打ちでは、こねた生地を麺棒を使って薄くのしてそば包丁で切り、沸騰した大鍋で茹でた後、冷水で洗い引き締めたそばを食べるまでの工程を体験していただきました。生地をこねているうちにヒビ割れして慌てたり、汗と笑いが飛び交う賑やかな「そば道場」となりました。

 参加した子どもたちは、「少し硬かったけど美味しく作れてよかった」、「そばを同じ太さに切るのが難しかった」、「そばの生地をのして、四角にするところで切れたりしたけど、とっても美味しかった」と、今回の体験を楽しんだ様子でした。

 また、保護者の皆様からも「太さは不揃いでも、打ち立てでとても美味しかった」、「今度は家でそば打ちに挑戦したい」、「種まきから収穫、そして食するまで貴重な体験ができた」、「昔の作業を体験して実際にそばが穫れて感動した。小さい頃家にもあり懐かしく思った」などと、たくさんの感想をいただきました。

  • 唐箕でそばの実を選別中の写真

    唐箕でそばの実を選別します

  • そば打ちに挑戦する参加者の写真

    いよいよそば打ちにチャレンジ!

(岩手県立農業科学博物館 資料調査員 佐々木 きし子)

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