花はいつ咲く、豆いつ実る? ~ 生育予測で大豆の安定多収栽培を確立

ページ番号2005873  更新日 令和4年11月11日

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成熟期の「東北166号」の株の写真
成熟期の「東北166号」
(撮影日:平成24年10月11日)

 平成25年は、5月以降の少雨続きで田畑が乾燥ぎみでしたが、大豆は県内各地でようやく出芽し始めています。技術部作物研究室では、県内で作付されている主要品種を用いて栽培試験を行い、大豆の生育を水稲のように予測して適切な栽培管理につなげるための作況試験を行っています。

 これまでの作況試験で蓄積したデータから、大豆の開花期予測が可能になっています。また、大豆の生育量や茎の長さは、播種後の気温と関連があることが分かってきました。今後は大豆の生育を推定し、多収につなげるための追肥方法や高温時の干ばつ対策等に応用できないか、検討していくことにしています。また、多収で良質な有望系統の「東北166号」について、重点的に調査を行っていく予定です。

大豆の出芽状況の写真
大豆の出芽状況
(撮影日:平成25年6月18日)

(技術部作物研究室 上席専門研究員 高橋 智宏)

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