マメシンクイガの試験、今やるの?今でしょ! ~ 大豆害虫防除の研究紹介

ページ番号2005875  更新日 令和4年11月11日

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 皆さま、初めまして!平成25年度から水稲と畑作物の害虫防除を担当することになりました、久保田真衣です。よろしくお願いいたします。前任地の一関農業改良普及センターでは、水田営農を担当していました。病害虫のことでわからないことがあると、病理昆虫研究室の先輩方からアドバイスをいただいていましたが、まさか自分が「そちら側」になるなんて!私も先輩方のような頼れるステキな研究員に早くなれるよう頑張ります!

 私の主な研究テーマは、「大豆のマメシンクイガに対する効率的な防除対策の確立」です。これを読まれている方の中には、「今さらマメシンクイガ?」と思われる方もいらっしゃるでしょう。なぜならマメシンクイガは決して新しい害虫ではなく、幼虫が子実を加害する大豆の主要害虫として昔から知られているからです。

 マメシンクイガの防除は、殺虫剤による化学的防除と輪作等による耕種的防除があります。最近は、マメシンクイガに登録のある新しい殺虫剤が登場していますが、薬剤の種類ごとに散布適期が異なるなどの課題があります。そこで、薬剤の効果的な防除時期や適期幅を明らかにし、新しい殺虫剤を主体とした化学的防除と耕種的防除を組み合わせた、効率的な防除対策の確立を目指します。

 平成25年6月6日、試験のため大豆の播種を行いました。ずっと晴天が続いているので、この辺で一雨欲しいところですね。今後、試験状況などを本コーナーで随時紹介していきます。

  • マメシンクイガの幼虫の写真

    マメシンクイガの幼虫

  • 大豆播種の様子の写真

    大豆播種の様子

(環境部病理昆虫研究室 技師 久保田 真衣)

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