おいしい夏秋どりイチゴを三陸から! ~ 2年目の実証試験始まる
南部園芸研究室では、平成24年から陸前高田市にある農業生産法人の現地圃場で、夏秋期にイチゴを収穫するための実証試験を実施しており、本年も2年目の試験が始まっています。前年は記録的な猛暑により、7月下旬以降のハウス内の最高気温が連日35℃前後に達し、暑さが苦手なイチゴにとっては過酷な生育環境となり、9月以降の収量が少なくなってしまいました。
本年は高温対策として、以前の記事でも紹介したミスト噴霧の他にも、マルチの張り方を変えることで培地からの水分の蒸散を促して、少しでもハウス内の気温や培地温が下がるように工夫しています。平成25年4月11日に定植した苗は順調に生育し、一番生育の早い果実は収穫可能な状態になりました(5月17日時点)。本格的な収穫は6月からになりますが、11月までたくさんのイチゴを収穫できるよう試験を続けていきます。
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現地実証試験ほ場(陸前高田市横田町)
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記念すべき本年の「初イチゴ」です
(技術部南部園芸研究室 主任専門研究員 小田島 雅)
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