冬越し回避で8月にたまねぎ収穫 ~ 春まきたまねぎの定植を行いました

ページ番号2005902  更新日 令和4年11月11日

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定植頃のたまねぎの苗の写真
定植頃のたまねぎの苗

 これまで岩手県でのたまねぎ栽培は、秋に苗を植えて翌年の6~7月頃に収穫する「秋まき栽培」が行われてきました。しかし、積雪等の気象条件の影響で越冬率が不安定となるなど、秋まき栽培には生産上の課題がありました。

 そこで県北農業研究所では、従来の秋まき栽培と国内の主産地である北海道産の端境期にあたる8月に収穫できるよう、たまねぎの「春まき栽培」について平成24年度から試験研究を実施しています。

 平成25年度は、春まき栽培に適した品種の選定や、定植時期、除草方法、乾燥方法の検討等を実施しています。また、二戸農業改良普及センターと協力して、九戸村において品種選定の現地試験にも取り組んでいるところです。

 この試験は、独立行政法人東北農業研究センターが中核機関となり、東北・北陸の各研究機関と共同で実施しており、平成26年度には県北地域に適する作型の基本的な部分を明らかにする予定です。

  • 定植後のたまねぎ畑の写真

    定植後の様子(県北農業研究所内ほ場)

  • 現地実証試験での定植作業の様子の写真

    現地実証試験での定植作業(九戸村)

(県北農業研究所園芸研究室 主任専門研究員 横田 啓)

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