美味しさのヒミツは“南部かしわ”! ~ 第26回南部かしわ研究会で「雫石スープカレー」を堪能

平成26年2月21日、畜産研究所において「第26回南部かしわ研究会(会長:畜産研究所長)」を開催しました。毎年この時期に、南部かしわの生産から販売に関わっている方々に集まっていただき、新年度のヒナの出荷調整と情報共有を行うのが目的です。
会議では、平成26年度のヒナ供給羽数について、平成25年度の実績羽数を約400羽上回る4,070羽とすることを決定しました。その後、各地域での生産・販売状況についての情報提供が行われ、「岩手しずくいし南部かしわ生産組合」からは、「ようやく震災後の販売不振から抜け出しつつある。今後は、需要拡大に取り組みながら徐々に生産羽数を増やしていきたい」と、先行きに明るさを感じさせる発言がありました。
情報交換の後で、「雫石スープカレー」の試食会を行いました。これは、「しずくいし料理研究会注1」が、盛岡広域振興局の「いわて国体おもてなしメニュー開発支援事業注2」を活用して開発したものです。
このカレーのベースになっているのが、南部かしわのガラからとったうま味たっぷりのスープです。雫石町農林課主査の小林由美子さんと同料理研究会会長の小田幸作さんから、このスープカレー開発の経緯と2年後に開催される「いわて国体」に向けての意気込みをお話いただきました。
スープカレーの実物を堪能し、納得がいった様子の参加者からは、味についてのコメントや、「各産地にはそれぞれ南部かしわを使ったメニューがある。今日のような試食会を継続してほしい」という意見も出されるなど、大いに盛り上がった研究会でした。
注1:しずくいし料理研究会
平成21年11月に、地元食材を使った特産料理開発を目的に設立。食材生産、宿泊施設・飲食店経営者、料理人など会員数は31名。
注2:いわて国体おもてなしメニュー開発支援事業
平成28年秋開催の「いわて国体」に訪れる選手や観光客に提供する地元食材を用いた料理メニューの開発に、盛岡広域振興局が助成する事業。
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雫石スープカレーを紹介する小田会長
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試食風景
(畜産研究所家畜育種研究室 主査専門研究員 佐々木 睦美)
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