雪のハウスで春を待つ ~ 8~9月咲き輪ぎくの親株養成中

ページ番号2005729  更新日 令和4年11月4日

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 県北農業研究所では、8~9月咲き輪ぎく(無側枝性ぎく)の栽培方法の確立に向け試験を行っており、現在は親株から春に植える挿し穂を取るための管理作業をしています。

 きくの親株は、前年の11月に収穫後の切り下株をハウスへ移植しました。この冬は厳しい寒さが続き、2月15日には大雪に見舞われるなど、あいにくの天候が続いていましたが、最近はようやく春めいた日差しを受け、スクスクと伸長してきました。

 現在は、後の挿し穂となる側枝を多く発生させるための摘心作業を行っており、各株から出てきた芽の中心を摘み取る地道な作業をしています。より多くの側枝を得るため、一芽ずつていねいに手で摘み取っています。

 この後は、品種・作型により異なりますが、4月上旬~5月下旬に採穂、育苗を経て4月下旬から順次定植を行い、お盆~秋のお彼岸の頃には採花・開花する予定です。

  • 雪が積もったハウスの写真

    2月16日の積雪の様子
    ハウス出入口はドアの取手付近まで横はハウス肩上まで積もりました

  • 生育中のキクの新芽の写真

    そんなハウスの中では…
    新芽が出て葉が大きく育ってきました

  • 摘心間近の親株の写真

    摘心間近の親株
    もう少し大きく育ったら摘心開始です

(県北農業研究所園芸研究室 主査専門研究員 鹿糠 美雪)

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