沿岸地域にマッチした施設園芸技術を ~ 実証研究の実績&計画検討会を開催
岩手県農業研究センターでは、東日本大震災によって大きな被害を受けた沿岸地域の農業復興を支援するため、農林水産省の委託事業により、平成25年度から県内外の研究機関・大学・企業と共同して「中山間地域における施設園芸技術の実証研究」を実施しています。
平成26年1月23・24日の両日、現地実証地である陸前高田市にて検討会を開催し、以下の研究の進捗状況について、ハウスなど実物を見ながら意見交換しました。また、各研究課題の本年度実績と翌年度計画を検討し、順調に研究が進んでいることを確認し合いました。
- 低コストと耐候性の両立を目指したハウスの実用化
・木材を骨組みに利用したハウス
・建設足場パイプを骨組みに利用したハウス
・骨組みパイプを二重にしたハウス - 低コスト暖房技術の実用化
・バーナー付薪ストーブの開発
・イチゴの高設栽培システムと局所暖房の複合化
・蓄熱・高断熱資材の実用化
この実証研究は平成29年度まで行う予定ですが、得られた成果は少しでも早く沿岸地域で活用してもらえるように、随時皆さんに現地の状況をご覧いただきながら進めていきますので、よろしくお願いいたします。
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ハウスの中で実物を見ながらの検討
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木骨ハウス内で順調に育つイチゴ
(技術部南部園芸研究室 主任専門研究員 小田島 雅)
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