「黄金の雑穀」シリーズ、続々ラインナップ! ~ あわ新品種「ゆいこがね」登録出願公表

ページ番号2005735  更新日 令和4年11月4日

印刷大きな文字で印刷

 平成24年度に当研究所が育成し、県が品種登録出願していたあわオリジナル新品種(系統名:「アワ岩手糯3号」)が、平成26年2月5日付け官報告示にて、品種名「ゆいこがね」として公表されました。

 平成26年産からの一般栽培開始に先立ち、二戸農林振興センターや県北広域振興局の食産業担当との連携による「ゆいこがね」の特徴のPRと新たな需要拡大に向けて、首都圏や県内の食品製造業者等へ試料を提供し評価をいただいているところです。

 特にも、県内の食品製造業者と県(二戸農林振興センター、県北農業研究所)による「あわぜんざいプロジェクト」では、「ゆいこがね」の濃い黄色の粒色を活かし、首都圏で多く食されている「あわぜんざい」の冷凍商品を開発する全国初の取組を行っており、3月上旬を目処に商品発表する予定となっています。

 また、1月16日に開かれた「平成25年度二戸地域雑穀推進大会」では、「ゆいこがね」で試作製造した「ぽん菓子」(A社(西和賀町))や、地元の食の匠による創作料理などが参加者に提供されました。

 なお、本年度新たに育成した「キビ岩手糯1号」(平成25年度試験研究成果として公表および品種登録出願予定)は、「ゆいこがね」とともに、今後岩手の「黄金雑穀」シリーズとして、引き続き需要の拡大に向けたPRや、収量向上等を目指した低コスト生産技術の開発を予定しています。

  • あわもちとあわぜんざいの写真

    上:あわもち(左:大槌10、右:ゆいこがね)
    下:「ゆいこがね」を100%使用した「あわぜんざい」の冷凍食品(試作品)

  • 二戸地域雑穀推進大会の様子の写真

    平成25年度二戸地域雑穀推進大会
    (平成26年1月16日、二戸パークホテル)

(県北農業研究所作物研究室 次長兼作物研究室長 小菅 裕明)

このページに関するお問い合わせ

岩手県農業研究センター 県北農業研究所 作物研究室
〒028-6222 岩手県九戸郡軽米町大字山内23-9-1
電話番号:0195-47-1073 ファクス番号:0195-49-3011
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。