再建ハウスでイチゴが結実開始 ~ 南部園芸研究室、陸前高田市で再始動
南部園芸研究室は、東日本大震災津波により全壊した後、これまで北上市のセンター本部において研究活動を行ってきましたが、陸前高田市米崎町に研究室を再建し、新年6日から業務を開始しています。
これに先立って、一部のハウスには平成25年9月にイチゴの苗を定植し、促成栽培の実証試験を開始しています。施設が建設途中での栽培開始ということもあり管理には苦労しましたが、開花・結実が始まっており、1月からはいよいよ収穫を開始できる見込みです。
品種は「さちのか」と「紅ほっぺ」を用いており、特に「紅ほっぺ」については低温伸長性に優れ収量性も高いなど、寒冷地での促成栽培での適応性が高いことから非常に期待しています。
今後は、木質バイオマス加温機を活用して暖房経費を削減するなど、沿岸地域の気候特性を活用しながら低コストで施設園芸が展開できるような研究を行っていきます。
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60坪鉄骨ハウス内のイチゴ栽培状況
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いよいよ実がなり始めました
(品種:紅ほっぺ)
(技術部南部園芸研究室 主査専門研究員 山田 修)
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