おいしい夏秋どりイチゴの産地拡大を目指して ~ 共同研究の現地検討会を開催しました

ページ番号2005806  更新日 令和4年11月4日

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 イチゴは暑さが苦手な作物ですので、夏秋期には国産のイチゴが非常に不足します。そこで南部園芸研究室では、平成23年度から独立行政法人東北農業研究センター、地方独立行政法人青森県産業技術センターとの共同研究で、北東北の涼しい気候を活かした夏秋イチゴの安定多収技術の開発と実証に取り組んできました。

 今回、共同研究の関係者が岩手県に集まり現地検討会を開催しました。平成25年10月3日には陸前高田市の現地実証圃場でイチゴの生育状況を見ながら意見交換するとともに、本年中に完成予定の新・南部園芸研究室にて整備状況等を確認しました。翌10月4日には、共同研究機関が担当する試験の進捗状況について意見交換するとともに、当センターの試験状況を確認して検討会を終えました。

 これまでの研究で、夏秋どりに適した一季成り性イチゴの有望品種や好適な栽培法などが明らかになってきました。共同研究は平成25年度で終了しますが、得られた成果は今後マニュアル化や研究成果発表会などによって皆さんにご紹介する予定ですので、ご期待ください。

  • 意見交換の様子の写真

    共同研究機関が一堂に会して意見を交換

  • ハウス内でイチゴの試験状況を確認中の写真

    当センターのイチゴの試験状況を確認

(技術部南部園芸研究室 主任専門研究員 小田島 雅)

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