「平成25年度 軽米地区県公所合同一般公開デー」を開催しました

　平成25年9月6～7日の両日、農業研究センター県北農業研究所、県北家畜保健衛生所及び中央農業改良普及センター軽米普及サブセンターの共催により、恒例の「軽米地区県公所合同一般公開デー」を開催しました。

　本年は、「応援します！県北農業 ～ みんなで応援しよう被災地の復興、創ろう技術立県いわて」をテーマに、雑穀セミナーや園芸関係のミニセミナーを開催したほか、研究成果の展示、新品種の紹介と試食、農産物の販売や収穫体験、そば打ち体験などを実施しました。また、地元農協婦人部による食堂の開設、協賛店による出店、地元小中学生の作品展示や山内神楽の演舞などの協賛行事やお楽しみイベントも盛りだくさんに実施され、2日間で450名余りの方々に来場していただきました。

　6日に開催した雑穀セミナーでは、古くから当地域において栽培されている雑穀に関して、健康食品としての優れた機能性にあらためてスポットを当てながら、最近の研究分野や栽培・流通の分野での動向の他、雑穀を取りまく課題などが紹介され、この日参加した120名余りの方々は熱心に耳を傾けていました。

　7日には、初めての試みとして、そば打ち体験を実施しました。あらかじめ申込みいただいた16名の参加者は、講師としてお願いした地元「食の匠」松田昌子さんの指導のもと、丁寧にそばを打上げ、美味しい冷たいそばに仕上げて食しました。講師の指導に熱心に取組みながら、今度は自宅でも作ってみたいとのこと。さて上手くいきますかどうか……？

　また、2日間実施した農産物の販売や収穫体験では、予定した農産物の「売り切れ」や「取り尽し状態」が続出するほど大好評で、甘～いトウモロコシや風味豊かでおいしい枝豆などにとても満足していただいたようです。

　軽米地区の3公所では、これからも地域に開かれた研究・行政機関として様々な取組を充実して行きたいと考えています。施設やほ場の見学は、随時対応していますので、ぜひお問い合わせのうえお越しください。

（県北農業研究所総務課　総務課長　高橋 啓三）