中耕培土の除草効果アップを目指して ~ 大豆の機械除草試験

ページ番号2005848  更新日 令和4年11月10日

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 大豆栽培における中耕培土は、除草・倒伏防止・湿害軽減等を目的として、大豆の開花前までに1~2回程度行うのが基本ですが、作業時期が梅雨時期と重なるため、なかなか計画通りに作業できないのが現状です。そのため最近では、土壌水分が高い状態でも中耕培土が可能な「ディスク式畑用中耕除草機」が普及してきています。

 プロジェクト推進室では、より効果的な除草体系の確立を目指し、この「ディスク式畑用中耕除草機」に、株元の除草効果を補うためにレーキを取り付け、その除草効果を検討しています。

 本年度は、センター内ほ場のほか、ディスク式畑用中耕除草機を導入している奥州市の現地2カ所でも、レーキの装着効果を検討しています。7月の連続した降雨により地耐力が不足し、機械作業が困難な状況が続きましたが、試験を実施しているほ場では機械のメリットを活かして数少ないチャンスに1~3回の中耕培土を実施することができました。今後は、これらのほ場の残草状況等を調査していく予定です。

  • ディスク式畑用中耕除草機の写真

    レーキ(丸で囲った部分)を装着した「ディスク式畑用中耕除草機」

  • ディスク式畑用中耕除草機による中耕培土作業の様子の写真

    「ディスク式畑用中耕除草機」による中耕培土作業
    (撮影:平成25年7月19日、センター内ほ場)

(プロジェクト推進室 主任専門研究員 藤田 智美)

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