さば寿司プロジェクト始動! ~ サバ+低アミロース米「岩手91号」で地域興しを支援

ページ番号2005865  更新日 令和4年11月10日

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 食産業を核とした震災復興支援を目的に、岩手大学主催の「さば寿司プロジェクト」が発足し、平成25年6月26日にプロジェクト構成員による「さば寿司づくり」講習会が岩手大学で開催されました。講師に奥州市の株式会社「プラザ企画」の相沢キッチンセンター長を招き、サバの捌き方から締め方、す巻きを使った押し寿司の巻き方まで学びました。参加者は、プロの包丁捌きに感心しつつ真剣にサバと格闘し、商品づくりの難しさを肌で感じていました。

 このプロジェクトは、岩手大学が行っている「地域課題解決プロジェクト」に、県北広域振興局二戸農林振興センターからの応募課題が採択され、5月下旬にスタートしたものです。サバは久慈地方産、米は県北産の低アミロース米「岩手91号(きらほ)」を使った地域特産品の開発をねらいとし、学生による事前リサーチは3月から始まっており、6月初旬には全国の取り寄せ商品の試食会を行い、商品イメージも徐々にふくらんでいるようです。

 現在、同プロジェクトは、岩手大学農学部(学生16名)、同地域連携推進センターおよび岩手県で構成されていますが、今後さらに生産者、食品業者を加えて商品の企画・販売と地域への定着化を目指すこととしており、今後の展開に注目したいところです。

  • サバを捌く様子の写真

    サバの捌きに真剣な眼差し

  • 完成した鯖寿しを切り分けている写真

    出来上がり!出来は上々!?

(県北農業研究所作物研究室 上席専門研究員 大里 達朗)

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