プロジェクト研究の“折り返し点”を迎えて ~「国産飼料プロ」現地検討会を開催
平成24年8月6~7日の両日、農林水産省委託プロジェクト「自給飼料を基盤とした国産畜産物の高付加価値化技術の開発」(略称「国産飼料プロ」)の現地検討会が、当畜産研究所及び東北農業研究センターの実証圃等を会場として開催され、中核機関である独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構・畜産草地研究所をはじめとするチーム構成員43名が参加しました。
このプロジェクトの実施期間は、平成22~26年度までの5年間で、本年度はその中間年にあたり、研究の折り返し点に差し掛かった段階での検討会となりました。当研究所が関係する研究課題として、「飼料用トウモロコシ不耕起栽培とライ麦の二毛作体系現地実証」と「大豆粕の一部を大豆穀実に代替して調製した発酵TMRの給与による産乳性」について、これまでに得られた成果を発表しました。
検討会では、細部にわたって活発な意見交換が行われたほか、プロジェクトの評価委員からは、所内の圃場での成績と現地実証圃での成績の間に違いがあることを捉えて、「条件の異なる圃場での試験の重要性」について意見が寄せられるなど、今後の試験研究の方向を再確認する良い機会にもなりました。
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「トウモロコシ-ライ麦」の二毛作体系実証圃(滝沢村)
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検討会での発表風景
(畜産研究所家畜飼養・飼料研究室 主任専門研究員 伊藤 孝浩)
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