おいしい夏イチゴで三陸復興へ弾みを! ~ 夏秋どりイチゴの実証試験始まる

ページ番号2005994  更新日 令和4年11月17日

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 岩手県農業研究センターでは、平成24年から陸前高田市にある農業生産法人の現地圃場で、夏秋期にイチゴを収穫するための実証試験を開始し、4月12日に苗の定植が完了しました。

 今回の実証試験では、三陸沿岸の夏の涼しい気候を活かし、「おいしさ」を重視したイチゴづくりを目指しています。通常冬春期に栽培される、一季成り性で食味の良い品種「さがほのか」を4月に定植して、6~11月においしいイチゴを収穫する作型に取り組んでいます。

 イチゴは、暑さ(25℃以上)も寒さ(10℃以下)も苦手、という気難しい一面をもった作物ですが、三陸沿岸地域は内陸に比べて夏は涼しく、秋は暖かい気候であることから、夏秋どり栽培に適しています。被災地域の農業や観光の復興に役立つ技術となるよう、本試験の経過についてこのコーナーで随時紹介していきます。

苗の定植を終えた実証試験圃場の様子の写真
苗の定植を終えた実証試験圃場(陸前高田市横田町)の様子

(技術部南部園芸研究室 主任専門研究員 小田島 雅)

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