「いわての食」を守るために ~ ゲルマニウム半導体検出器による放射線測定を開始
岩手県は、県産農林水産物の「安全・安心」を確保するため、放射性物質濃度の検査計画を作成し、それに基づき継続的な検査を行っています。その一環として、農業研究センターでは、平成24年3月末にゲルマニウム半導体検出器が導入され、4月18日から農畜産物の放射性物質濃度の検査を開始しています。
ゲルマニウム半導体検出器とは、放射性物質の種類と濃度を高い精度で測定できる検出機器で、専用の容器(マリネリ容器、U8容器)にサンプル(試料)を詰めて放射線を測定します。本年度は、農畜産物の検査と、調査・研究のための測定を合わせて約2,500点の測定を行う予定となっており、測定結果は、岩手県のホームページ等を通じて広く情報提供をしています。
県内の農業者の皆さんが、より安全な農作物を提供できるよう、また、消費者の方も安心して岩手県産の農林水産物を購入していただけるよう引き続き検査を進めていきます。
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ゲルマニウム半導体検出器
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測定用のマリネリ容器(左)、サンプル:原乳
U-8容器(右)、サンプル:きゅうり
(環境部生産環境研究室 主任専門研究員 桐山 直盛)
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岩手県農業研究センター 生産環境研究部 土壌肥料研究室
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