現場の課題を迅速&的確に解決 ~ 平成24年度農林水産部長表彰受賞

ページ番号2005907  更新日 令和4年11月15日

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 平成25年3月25日、岩手県庁において「平成24年度第2回農林水産部長表彰授与式」が行われ、畜産研究所関係で2件の表彰を受けました。

 そのうち一件は、種山畜産研究室が「第10回全国和牛能力共進会における本県出品牛の上位入賞」への貢献により、機関表彰を授与されました。同研究室は、平成21年11月の共進会出品対策委員会立ち上げ時から出品牛対策に参画し、平成24年10月の共進会開催(於・長崎県)に至るまで、職員が延べ100日以上に渡り農家の庭先等での指導に当たりました。その結果、本県が種牛の部第1区で第2位、団体総合で第5位などの輝かしい成績を収めたほか、和牛農家の生産意欲向上にも貢献したことが評価されたものです。

 もう一件は、熊谷光洋・家畜育種研究室長が、「牛肉中放射性物質濃度の生体推定法」の本県における実用化に貢献したとして、職員表彰を授与されました(北川睦・上席獣医師(岩手県県南家畜保健衛生所)及び長谷川和弘・主査(農林水産部畜産課)との共同受賞)。原子力発電所事故が原因で県産牛肉から基準値を超える放射性物質が検出され、廃用牛などを安心して出荷できなくなった事態を早急に解決するため、宮城県で先行実施されていた技術について、環境条件の異なる本県で実施する際の基準値の設定等を行い実用化に結び付け、風評被害などを心配せずに出荷できる体制の整備に貢献したことが評価されたものです。

 職員一同この受賞を励みとし、当研究所の持てる技術・知識を生かして、生産現場で解決が求められている課題への適時・的確な対応を今後一層心掛け、本県の畜産振興に貢献していきます。

  • 受賞者の記念写真(種山畜産研究室)

    菊池雄・種山畜産研究室長(前列中央)
    西田清・主査専門研究員(前列右)

  • 受賞者の写真(熊谷家畜育種研究室長)

    熊谷光洋・家畜育種研究室長(前列右)

(畜産研究所 次長 山田 和明)

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