「実学第一」をモットーに ~ 岩舘康哉主任専門研究員が博士号取得
このたび、病理昆虫研究室の岩舘康哉主任専門研究員が、本県露地栽培キュウリの重要病害である「キュウリホモプシス根腐病」の生態的な研究と防除対策に取り組んだ成果を取りまとめ、平成25年3月22日に岩手大学から学位(博士・農学)を授与されました。
同研究員は、野菜および畑作病害の防除技術確立のための研究業務を担当しています。その中で、キュウリホモプシス根腐病の研究を極めるため、平成21年度に岩手大学大学院連合農学研究科に入学しました。生井恒雄教授(山形大学)の指導を受けながら、同病原菌の生態的研究を進めるとともに、同病害を防除するための現場重視の対策技術を確立し、それらを学位論文として取りまとめ、博士号を取得したものです。
特にも、転炉スラグ(商品名:てんろ石灰)を用いた土壌pH改良による本病抑制技術は、生産指導の現場から高い評価を受けており、試験研究成果(平成23年度。添付ファイル参照)として取りまとめた翌年度から、県内各地の農業改良普及センターやJAが中心となって実証活動を展開しているところです。

(環境部病理昆虫研究室 病理昆虫研究室長 一守 貴志)
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